ダウンロード時間の計算
ファイル容量と回線速度から所要時間を出します。ビットとバイトの違いを踏まえて計算します。
「100Mbpsなのに10MB/sしか出ない」と感じるのは、回線速度がビット毎秒、ファイル容量がバイトで表されているからです。8で割る必要があります。この画面はその換算を行い、実効速度が公称の何割かも入れられるようにしてあります — 実際の転送では通信手順の分だけ目減りするためです。
ファイルと回線
入力した値はこのブラウザに自動保存され、次に来ても残っています
MB
Mbps
通信と記憶装置の表示に使われる数え方です(1MB = 1,000,000B)。
ヘッダ・再送・回線の共有分です。5〜10%が実際に近い値です。
所要時間
現実的な値
0時間 1分 1秒
所要時間
- 理論値
- 56 秒
- 実効速度
- 60.87 秒
- 毎秒
- 12.5 MB/s
- バイト換算
- 700,000,000
回線速度はビット、ファイル容量はバイトで表されます — 8倍の差があるので、100Mbpsは12.5MB/sです。
回線速度だけをもとにした値です。相手のサーバやディスクが遅ければ、そちらが実際の速さを決めます。
ビットをバイトに直す順序
ファイル容量はバイト、回線速度はビットで受け取り、片方を換算します。700MBは 700 × 1,000,000 = 700,000,000 バイトで、100Mbpsは毎秒 100,000,000 ビットです。ビットを8で割ると毎秒 12,500,000 バイト、つまり12.5MB/sになり、700,000,000 ÷ 12,500,000 = 56秒 が理想の転送時間です。単位をGBやGbpsに変えても1,000をもう一度掛けるだけで、順序は同じです。
オーバーヘッドは速度から引きます
オーバーヘッド8%とは「送るものの8%がヘッダと再送」という意味なので、毎秒バイトに0.92を掛けます。12.5MB/sが11.5MB/sになり、700,000,000 ÷ 11,500,000 = 60.87秒 です。いちばん上の大きな時刻はこの実効時間を時・分・秒に分けたものなので1分1秒と見え、秒は四捨五入します。下の表には理想時間と実効時間を並べてあるので、オーバーヘッドが何秒を食ったかがすぐ分かります。0を入れれば二つは一致し、90%より上は入れられません。
1,024で数えるとファイルだけが大きくなります
2進を選ぶとファイル容量だけが1,024の累乗に変わります。700MBは 700 × 1,048,576 = 734,003,200 バイトになり、同じ回線で58.72秒かかります — 4.9%の差です。回線速度はどちらを選んでも常に10進です。通信規格がそう定めているからで、100Mbpsを104,857,600bpsと読む機器はありません。「毎秒」の行のMB/sも常に1,000,000で割った値です。
この画面がしないこと
ファイル一つが回線一本を独占する算数です。複数のファイルを同時に受け取る場合、サーバ側の速度制限、Wi-Fiの電波が弱くて落ちる速度、ダウンロードとアップロードが違う非対称回線は別々に計算しません。そうした損失はすべてオーバーヘッド一欄に百分率として押し込むしかなく、だからこの数字は「少なくともこれだけはかかる」と読むのが正しいです。
よくある質問
Qなぜ8で割るのですか
1バイトが8ビットだからです。100Mbpsは毎秒100メガビット、すなわち12.5メガバイトです。回線をビットで表すのは通信の歴史的な慣習で、ファイルをバイトで表すのは記憶装置の慣習です — 同じものを別々の単位で数えているだけです。
QMBとMiBはどう違いますか
MBは1,000,000バイト、MiBは1,048,576バイトです。約4.9%違います。この画面は既定で10進(MB)を使いますが、切り替えられます。ファイルの大きさをWindowsが「MB」と表示しているとき、実際にはMiBを指していることが多いのが混乱のもとです。
Q実際はいつも計算より遅いのですが
通信手順の付加分、相手側の速度制限、経路の混み具合が効きます。この画面はその損失をオーバーヘッドの欄に百分率で入れる形にしてあり、既定は8%です。0にすれば理論値になり、実測が公称の6〜7割しか出ない回線なら30〜40%を入れると近づきます。
Q20GBの映画は500Mbpsでどのくらいかかりますか
500Mbpsは毎秒62.5MBで、20GBは 20,000,000,000 バイトなので、理想では320秒、つまり5分20秒です。オーバーヘッド8%を置くと57.5MB/sに落ちて347.8秒、約5分48秒になります。実際にはサーバがその速度を出し切ることは少なく、それより長くなるのが普通です。
Qアップロード時間も計算できますか
式は同じなので、速度欄にアップロード速度を入れればよいです。ただ家庭用回線はたいてい非対称で、下り100Mbpsに上り10〜20Mbpsという場合がよくあります。料金プランに書かれた大きい数字をそのまま入れると、アップロード時間が五倍から十倍短く出ます。